[海外ニュース]2016.1.22
ジョンソンが戦線離脱
 IBF世界ミドル級1位のトゥレアノ・ジョンソン(31=バハマ/米)が、昨年10月の試合で痛めた右肩の回復が思わしくないため、しばらく戦線離脱することが明らかになった。ジョンソンは4月23日に予定される同級WBAスーパー王者、WBC暫定王者、IBF王者ゲンナディ・ゴロフキン(33=カザフスタン/米)のV16戦の有力候補だった。
 08年北京五輪ウェルター級8強の実績を持つジョンソンは昨年10月、ゴロフキン対デビッド・レミュー(カナダ)の前座でイーモン・オケイン(英)に大差の判定勝ちを収め、IBFの指名挑戦権を手にした。次戦でゴロフキンへの挑戦が有力視されていたが、オケイン戦で負った右肩の腱損傷の回復が十分ではなく、手術に踏み切る可能性もあるという。仮に手術が回避されたとしても4月23日には間に合わないといい、ゴロフキンへの挑戦は見送られることになった。
 困ったのはゴロフキン陣営だ。15連続KO防衛中の怪物王者はWBO新王者のビリー・ジョー・サンダース(英)にも破格の報酬で対戦オファーを出していたが、対抗王者が英国での試合と報酬アップを要求してきたため交渉は決裂。そこにもってきてジョンソンが戦線離脱となったため、V16戦の相手探しはスタート・ラインに戻ることになった。