[海外ニュース]2016.1.8
英国開催希望のサンダース
 WBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(26=英)は、同級WBAスーパー王者、WBC暫定王者、IBF王者のゲンナディ・ゴロフキン(33=カザフスタン/米)から対戦のオファーを受けているが、英国内での開催を希望している。さらに高額報酬を要求しており、交渉は難航している。
 サンダースは昨年12月19日にアンディ・リー(英/アイルランド)を破って戴冠を果たした26歳のサウスポーで、08年北京五輪出場後にプロ転向を果たしてから23戦全勝(12KO)の快進撃を続けている。王座獲得直後からゴロフキン陣営のオファーを受けていたようだが、先週になって具体的に220万ポンド(約3億7400万円)の報酬が提示されたという。ちなみにゴロフキンは4月23日、米国内での開催を目指している。
しかし、サンダースはゴロフキン戦には気乗り薄の様子で、「自分が不利の予想であることは承知しているが、戦えば勝つ自信はある。だから彼と戦う意思は持っている。でも、英国開催は譲れないし、もっと多くの報酬もほしい」と話している。サンダースのプロモート権を持つフランク・ウォーレン氏は来週、ゴロフキン陣営と再び交渉の場を予定しているが、平行線をたどりそうな気配だ。