[海外ニュース]2015.11.11
殿堂からベルト盗難
 今月5日、米国ニューヨーク州カナストータの名誉の国際ボクシング殿堂(IBHOF)から6本のチャンピオン・ベルトが盗まれていたことが分かった。
 米国のメディアが伝えるところによると、盗難被害に遭ったベルトは1940年代を席巻した世界ミドル級王者トニー・ゼール(米)と50年代に活躍した世界ミドル級王者カーメン・バシリオ(米)が寄贈していたもので、計6本だという。盗難の際にアラームが鳴り警察が駆けつけたが、泥棒はわずか2分ほどで去った模様だ。
IBHOFは90年代に創設され、日本人ではファイティング原田、大場政夫、具志堅用高の3人の元世界王者と帝拳ジムの本田明彦会長、マッチメーカーのジョー小泉氏の計5氏が殿堂入りを果たしている。殿堂の建物内にはベルトのほかに選手が愛用したガウンやトランクス、写真、拳の型などが展示されており、毎年6月上旬にセレモニーとパレードが行われている。