[海外ニュース]2015.9.26
クリチコが負傷 フューリー戦延期
 WBA、IBF、WBO3団体統一世界ヘビー級王者ウラジミール・クリチコ(39=ウクライナ)は24日、トレーニング中に左足のふくらはぎの腱を痛めたため、10月24日にドイツのデュッセルドルフで予定していたタイソン・フューリー(27=英)とのV19戦を延期することになった。
 クリチコは23日にフューリーとともにロンドンで会見に臨んだばかりで、執拗に挑発を繰り返す挑戦者に「(フューリーは)今度の試合で引退することになるだろうから、サーカスのピエロの役を紹介してやろう」と応戦していた。負傷はその翌日のことで、オーストリアでの練習中に左足に異常を感じたため検査した模様だ。負傷の程度は比較的軽いということだが、1ヵ月後に迫った試合は延期することになった。新たな日程は来週に発表される見込みだが、開催地はデュッセルドルフのまま変わらないという。クリチコは「新たな試合開催日に向けて懸命にトレーニングするつもりだ」とコメントを発している。