パワーを生かした攻撃的ボクシングも、そしてテクニカルで堅実なアウトボクシングもできるニエテスだが、この日は後者を選択した。好戦的なロドリゲスにはそれが有効と判断したのだろう。地元での試合と言うアドバンテージもあり、ニエテスは狙いどおり着実にポイントを積み重ねていった。終盤に入って挑戦者も追い上げたが届かなかった。採点は115対113、119対109、118対110だった。7度目の防衛を果たしたニエテスは41戦36勝(21KO)1敗4分。2階級制覇を阻まれたロドリゲスは21戦17勝(11KO)3敗1分。