[海外ニュース]2015.7.9
バルガスが王座返上
ジェシー・バルガス
 先月27日に米国カリフォルニア州カーソンでお紺われたWBO世界ウェルター級暫定王座決定戦でティモシー・ブラッドリー(31=米)に判定負けを喫したジェシー・バルガス(26=米)が、試合を前にWBA世界スーパーライト級王座を返上していたことが分かった。
ジェシー・バルガス
 バルガスは14年4月にカビブ・アラクベルディエフ(露)に判定勝ちを収めてWBA世界スーパーライト級王座を獲得し、2度の防衛を果たした。余勢を駆ってブラッドリー戦に臨んだが、最終回のKOチャンスをレフェリーのミスで逃したこともあり判定で敗れた。 バルガスはその試合に臨むのに際し、WBOにタイトル戦の認定料として60万ドル(約7200万円)の報酬の3%に相当する1万8000ドル(約216万円)を支払ったという。その一方、WBAからはスーパーライト級の王座を保持したまま他団体のウェルター級暫定王座決定戦に臨むということで4万ドル(約480万円)を請求されたと伝えられる。これにバルガス陣営が反発して王座を返上したというのだ。今後、バルガスはウェルター級で戦うことになり、再起戦は年内にも組まれる予定だという。