[海外ニュース]2015.7.8
WBCはメイを認定
フロイド・メイウェザー
 WBCのマウリシオ・スライマン会長は同団体のウェルター級、スーパーウェルター級王者のフロイド・メイウェザー(38=米)に関して「彼は特別な選手。これまでどおり2階級の王座保持を認める」との見解を示している。これは6日にWBOがメイウェザーからウェルター級王座を剥奪した件で、WBCの方向性を示したもの。
マウリシオ・スライマン
 WBOは6日、2階級の世界王座を同時に保持することを禁じたルールに則り、期日までに返答のなかったメイウェザーから王座を剥奪した。こうした一方、WBCのスライマン会長は「フロイド(メイウェザー)は5階級制覇を成し遂げ、17年にわたって世界王者として頂点に君臨し続けている。WBCにとっても特別な選手。9月12日の次戦に期待している」との考えを明かしている。メイウェザーは5月2日のマニー・パッキャオ(比)戦直後に「近々、五個のベルトすべてを返上するつもり」とコメントしていた。次戦の相手が誰になるのか、そして残ったWBCの四つのベルトはどうなるのか、要注目だ。