[海外ニュース]2014.12.5
クリチコのV18戦は4/25か
ウラジミール・クリチコ
 WBA、IBF、WBO世界ヘビー級王者ウラジミール・クリチコ(38=ウクライナ)の18度目の防衛戦が来年4月25日、米国で行われる可能性が出てきた。
ウラジミール・クリチコ
 次戦に関してクリチコ陣営は3月か4月を希望しているが、ブライアント・ジェニングス(米)が挑戦の名乗りを挙げている。30歳のジェニングスは7月にマイク・ペレス(キューバ/アイルランド)に2対1の12回判定勝ちを収め、来年1月に行われる予定のWBC王者バーメイン・スティバーン(米)対デオンタイ・ワイルダー(米)の勝者への挑戦権を獲得した。しかし、ここにきてクリチコに標的を変えたものと思われる。現在はWBA2位、WBC3位、IBF8位、WBO6位にランクされている。身長191センチ、リーチ203センチのジェニングスは19戦全勝(10KO)の技巧派で、スピードと左ジャブに定評がある。クリチコ対ジェニングスは4月25日、米国ニューヨークが有力とみられているが、ほかにドイツのミュンヘンも候補に挙がっている。ジェニングス陣営のゲイリー・ショー・プロモーターは「ノーコメント」をとおしているが、計画が進んでいることは間違いないとみられている。11月15日にIBFの指名挑戦者クブラト・プーレフ(ブルガリア)を5回KOで下して17度目の防衛を果たしたクリチコは66戦63勝(53KO)3敗。