ボクシングモバイルニュース
[ニュース]2014.5.8

善戦の小野、再起を誓う

中盤まではリードしていた小野
 7日、大阪・ボディメーカーコロシアムでIBF世界ミニマム級王者、高山勝成(30=仲里)に挑んだ同級10位の小野心(31=ワタナベ)。距離と反応の良さで7Rまでの採点を66-67、67-66、65-68の0-2でリードしていたが、終盤、高山の経験値とスタミナに水をあけられる形となった。10Rにロープ際で不運なダウンを取られると最終12Rにも王者に押し切られキャンバスに膝を着いた。フルラウンドを戦い抜いた小野だが、結果は115-111,115-111,117-109の判定3-0で高山に軍配が上がった。
10R、ロープに頭が挟まったところでパンチを受けた
 それでも戦前の予想を上回る小野のファイトは、高山攻略の可能性を十分に感じさせ、初のミニマム級、初の世界挑戦にも関わらず確実に次へと繋がる内容だった。小野も8日付けのブログで悔しいとコメントしたが、「最高のコンディションで王者に挑むことができた。雑草は踏まれても力強く起き上がる。少し休んだら、また頑張ります」と再起を誓い、最後に高山陣営にいい経験ができたと感謝した。
採点表