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[ニュース]2014.2.15

大橋ジム20周年祝賀会

乾杯の音頭はガッツ石松
 元WBA、WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行氏が引退後、神奈川県横浜市に「大橋ボクシングジム」を設立してから20年が経過。さらに同氏が東日本ボクシング協会の会長に就任してから7周年を迎えた。その記念祝賀会が15日、横浜市のホテルで催された。日本プロボクシング協会の会長職にもある大橋氏の祝賀会とあって、前日からの悪天にもかかわらず約500人が出席する盛会ぶりだった。
ヨネクラジム 米倉健志会長
 大橋氏はミニマム級で2度の戴冠を果たし、24戦19勝(12KO)5敗の戦績を残し93年2月の試合を最後に引退。94年、横浜に「大橋ボクシングジム」を設立した。ジム会長としてはこの20年間に川嶋勝重(スーパーフライ級)、八重樫東(ミニマム級、フライ級)、宮尾綾香(女子ミニマム級)の3人の世界王者を育成し、江口慎吾、細野悟、岡田誠一、原隆二、井上尚弥らを日本、東洋太平洋王者に導いた。さらに07年からは東日本ボクシング協会、4年前からは日本プロボクシング協会の会長も務めるなど、公私にわたってボクシング界に貢献している。
ボクシング連盟 山根昌守副会長
 それだけにこの日の祝賀会には悪天候のなか日本ボクシングコミッションの林有厚コミッショナーや日本ボクシング連盟(旧アマ連)の山根明会長、大橋氏が現役時代に所属していたヨネクラジムの米倉健志会長らプロ、アマの重鎮のほか各方面から大勢の関係者が出席した。元世界王者ではヨネクラジムの先輩にあたるガッツ石松氏、柴田国明氏、中島成雄氏、後輩の川島郭志氏、さらに浜田剛史氏、西岡利晃氏、畑中清詞氏、セレス小林氏、畑山隆則氏、坂田健史氏、佐藤修氏、そして現役のWBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(ワタナベ)が出席した。
大橋会長も井上の世界挑戦に太鼓判
 大勢の関係者、友人、知人に囲まれた大橋氏は「あっという間の20年だった。私はヨネクラジムのDNAを継いでいるので、普通にやってきたら世界チャンピオンが3人育った。これからは4人目、5人目の誕生を目指して頑張る」と笑顔をみせた。さっそく3月3日には宮尾の防衛戦が後楽園ホールで行われることになっている。さらに4月6日には大田区総合体育館で八重樫のV3戦と、最短6戦目で戴冠を狙う井上のダブル世界戦と続く。その手腕に今後も大きな期待がかかる。