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[動画・内山公開練習]2013.12.24

カギは右ストレートボディ

内山高志
 大晦日に都内の大田区総合体育館で日本王者、金子大樹(横浜光)の挑戦を受けるWBA世界スーパーフェザー級チャンピオン内山高志が24日、五反田にあるワタナベジムで練習を公開した。
パートナーは山元浩嗣
 「ボクシングを極めていくために大事な一戦」と内山が位置づけた大晦日の日本人対決。「中間距離でいいパンチを打つ選手。日本王者の中で一番強いと思う」と挑戦者の金子を称した世界チャンピオン内山は「軽いパンチを余計にもらうことがあったので、基本的なことを修正してきた」と、ディフェンス強化に努めた二ヶ月間のトレーニングを振り返った。
右ストレートボディを多用、NIKE特注シューズで踏み込む
 普段よりも多めの120ラウンドのスパーを消化したという内山は、同門の山元浩嗣を相手に2ラウンドのスパーを公開した。スパーを終えた山元は「右ストレートボディを打たれましたね。パンチ力と威圧感がすごかった」と印象を語った。また、挑戦者の金子ともスパーの経験がある山元の試合展望予想は「金子選手が勝つなら4ラウンドまで。それを過ぎればKOでも判定でも内山さんが勝つと思います」とのこと。
したたる汗に笑顔の内山
 会見中、日本のエースと評されることに関して「エースは若い選手に任せて、自分はマイペースにやります」と笑顔を見せた内山だが「後輩の八重樫も頑張っているので、負けないように頑張りますよ。高校一年生の時から19年ボクシングをやってきているので、10年ちょっとやってきただけの選手には負けたくない。必ず勝ちます」と、気合いを入れ直した。
凄みもパワーもアップ
 「日本人対決なので、緊張感もあるし、最強を証明したい」と内山が話した大晦日の大一番。ハードパンチャー同士で距離もボクシングスタイルも似ている内山と金子の激突をお見逃しなく。
内山は鬼だ!