[ニュース]2013.12.11
長瀬の引退式
長瀬慎弥
 第34代日本スーパーライト級王者、長瀬慎弥(32=フラッシュ赤羽)の引退式が10日、後楽園ホールで同ジム興行のリング上で行われた。長瀬は昨年11月の前日本同級王者、岩渕真也(草加有沢)への挑戦を最後に現役を退いた。
長瀬の引退式
 引退セレモニーの終了後、長瀬がファンに向けて感謝の言葉を語った。「皆さんのお陰でチャンピオンになることができました。いつもプレッシャーの中でリングに立っていましたが、日本王座を獲ってホッとしてしまった自分がいたことが一番の引退の理由です。それでも今は、家族のためにも無傷で現役を引退することができることが嬉しいし安堵しています。ボクサーに戻りたくなる時もありますが、今後の人生に向けて頑張っていきます。応援ありがとうございました」。
これからも頑張ります
 2001年10月にプロデビューした長瀬は、2006年3月の日本スーパーライト級王座挑戦に失敗したが、2度目の挑戦となった2011年7月の王座決定戦では、伊藤和也(宮田)を接戦のすえ判定2-1で破り念願のベルトを巻いた。しかし、同年10月の初防衛戦で和宇慶勇二(ワタナベ)に破れ王座から陥落。在位は僅か3ヶ月だったが、機敏な動きと独特の変則スタイルで記憶に残るボクサーだった。生涯戦績は27戦20勝(10KO)5敗2分。