[動画・笑顔で会見]2013.11.6
粟生のカギは足の運び
10日の公開練習
11月10日に両国国技館で、10回戦のリングに上がる予定の粟生隆寛が6日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。これまでに粟生は、フェザー級とスーパーフェザー級で世界王座についた実績を持つ。現在はライト級に主戦場を移し、世界3階級制覇に照準を合わしている。
会見の模様
米国ラスベガスで、名伯楽イスマイル・サラス氏の下でトレーニングを続けている粟生が、笑顔で会見に応じた。
「3階級制覇に目がいっている」と現在の心境を明かした粟生は「テクニックを体に覚えさせるトレーニングをしてきた」と、米国合宿を振り返った。「キューバの選手から足の運び方などを吸収し、攻撃と防御が一体化した」と、ブラッシュアップに自信が伺える。
「3階級制覇に目がいっている」と現在の心境を明かした粟生は「テクニックを体に覚えさせるトレーニングをしてきた」と、米国合宿を振り返った。「キューバの選手から足の運び方などを吸収し、攻撃と防御が一体化した」と、ブラッシュアップに自信が伺える。
大和トレーナーとのミット打ち
サラストレーナーの来日を待たずに行われたこの日の公開練習だが「無駄なステップをなくし、止まることのないボクシングができるようになった」と改善点をあげた。「日本のファンにボクシングが強くなったところを見せたい」と話す粟生の完全復活に期待したい。
拡大写真
縄跳びをして体を温めた粟生はシャドーボクシングのあと、大和心トレーナーを相手にミット打ちを披露し、後ろに下がる時の足の運び方と左ストレートを打ち込む時の踏み込みを確認した。動いた時のバランスが改善された粟生。左ストレートの威力が増したように見えた。
流石のリズム感
粟生のミット打ちを見ていたローマン・ゴンサレスの父でトレーナーのルイス・アルベルト・ゴンサレストレーナーも「動きがいい。バンタム級並みのスピード」と何度も頷いた。
粟生はライトで世界を目指す
ライト級に改造された粟生の3階級制覇は現実のものとなるか。10日の試合は、技巧派ボクサー粟生の足の動きに注目したい。