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[世界防衛戦発表]2013.10.29

スカッと勝ちたい

WBC王者の三浦
 敵地メキシコで初防衛戦を戦い抜いたWBC世界スーパーフェザー級王者、三浦隆司(帝拳)が、大晦日に2度目の防衛戦を行うことを29日、都内のナイキスタジオで発表した。これにより、大晦日の大田区総合体育館はスーパーフェザー級ダブル世界戦の開催が正式決定したことになる。この日の会見では、注目が高まる世界王座統一戦にも話が及んだ。
ナイキスタジオでの発表会
 WBC世界ランキング2位でWBC米大陸王者のダンテ・ハルドン(メキシコ)を迎え打つ三浦は「ノックアウトでスカッと勝ちたい」と笑顔を見せると「大晦日という特別な日に試合ができて光栄。勝つか負けるかで来年を良い年で迎えられるかが決まる。強打が武器の選手だがKOで勝つ」と言い切った。海外での初防衛戦を経験したことで、一回り成長した姿を見て欲しいという三浦は「上位ランカートの試合で、自分の強さをアピールしたい」と抱負を語った。
帝拳ジム浜田剛史代表
 「初防衛戦を敵地で迎えて、不利が予想される中で勝ってきた実績が、今の三浦の自信につながっている」と話した帝拳ジム、浜田剛史代表は「ひとつの防衛戦だが、何試合分もの防衛経験に匹敵する」と今年8月に行われたメキシコでの一戦を振り返った。
Sフェザー級王者の競演
 大晦日の試合に集中するだけと話したWBC世界王者の三浦隆司とWBA世界王者の内山高志だが、三浦が所属する帝拳ジムの浜田代表と内山の所属先のワタナベジム、渡辺均会長は、大晦日の一戦での勝利は大前提としながらも、来年の早い時期に世界王座統一戦の可能性が十分にありうると口を揃えた。
今年も熱い大晦日
 国内では無敵を誇る日本王者で、大晦日にWBA王者の内山高志に挑む金子大樹(横浜光)を交えた三つ巴の頂上決戦に期待が高まる。
ハルドンの写真を手に

挑戦者:ダンテ・ハルドン
出身:メキシコ
生年月日:1988年1月7日(25歳)
通称:クレイジー
戦績:27戦24勝(20KO)3敗
ボクサーファイター
主なタイトル
・WBCユース世界王者
・WBCラテン王者
・WBOラテン王者
・WBC米大陸王者