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[前日計量]2024.9.20

日本と中国のホープが真っ向から激突!

堀池空希(横浜光)vsワン・ラクセン(中国)
 「WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT&G.O.A.T.MATCH vol.4 日中平和友好4vs4親善試合」の前日計量と記者会見が20日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。

 メインイベントでは、スーパーライト級8回戦で堀池空希(22=横浜光)とワン・ラクセン(25=中国)が対戦する。
堀池空希(横浜光)63.3kg
 2試合連続初回KO勝ちしている堀池は、スーパーライト級リミットを200g下回る63.3kgでクリアした。今回は11kgの減量に臨んだが、「想定していたより、上手くいった」と、仕上がりの良さを強調した。

 この試合に向けて、OPBF東洋太平洋&WBO-APウェルター級王者の佐々木尽(23=八王子中屋)とのスパーリングを敢行。「佐々木選手は技術が高くて、自信満々にパンチを振ってくるところがほかの選手と違う」と、世界上位に位置する佐々木との手合わせに手応えを感じたようだ。

佐々木尽(八王子中屋)とのスパーリング

 堀池は、「ワン選手はしっかりと組み立ててくるタイプなので、どちらの駆け引きが上なのか。今回はサウスポーだが、その中でも自分が得意とする左ボディを当てていきたい。メインイベントなので、しっかりと倒して大会を締める」と決意を口にした。
ワン・ラクセン(中国)63.1kg
 9戦8勝(5KO)1敗のワンは、400gアンダーの63.1kgで計量を終えた。記者会見に臨んだワンは、「明日は、素晴らしい結果を見せられると思う。楽しみにしていてほしい」と勝利に自信を示した。
伊藤千飛(真正)vsラン・コウコウ(中国)
 真正ジム期待のホープ伊藤千飛(19=真正)は、セミファイナル、バンタム級8回戦でラン・コウコウ(28=中国)と拳を交える。両者とも、バンタム級リミットを100g下回る53.4kgでパスした。

「会場を盛り上げて倒す」伊藤千飛

 デビュー戦では、初回わずか55秒で決着をつけた伊藤は、「相手は打たれ強いと聞いている。どんな展開になっても対応できる準備をしてきた。前回は1ラウンドしか戦っていないので、しっかりと組み立てていきたい。その中で会場を盛り上げて、最後はKOで勝つ」と意気込んだ。
「19歳の若造を倒す」ラン・コウコウ
 拳を交えるランは「最近は、判定負けが続いているが(採点には)納得がいっていない。日本のボクシングのレベルは高いと聞いている。相手は19歳の若造。大人のボクシングを見せる」と、不敵な笑みを浮かべた。

 それを聞いた伊藤は、「19歳らしい勢いのあるボクシングで倒す」と、余裕の受け答えをした。
日中平和友好4vs4親善試合
 フェザー級8回戦では、高優一郎(23=横浜光)とダウス・リテ(23=中国)が拳を交える。3戦目のリングに上がる高は、「相手はパンチが強いと聞いているが、しっかりと勝ちたい 」と静かに闘志を燃やした。リテは1回目の計量を200gオーバーして、体重を落すため記者会見を欠席した。(再計量で57.1kgでクリア)

 ライト級8回戦では、木戸口謙辰(25=三迫)とチョウ・シンキョウ(23=中国)が対戦する。木戸口は300gアンダーの60.9kg、チョウは100gアンダーの61.1kgで秤を降りた。

 木戸口は「プロ5戦目なので、自分らしいボクシングで勝って次につなげる」と言えば、チョウも「お互いが全力を出し合って良い試合を見せたい。最初からガンガン攻めていく 」と、好ファイトを約束した。