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[前日計量]2022.6.6

井上尚弥とドネアが計量をクリア!

時は来た!
 バンタム級3団体王座統一戦の前日計量が6日、横浜市内のホテルで行われ、WBA(世界ボクシング協会)バンタム級スーパー・IBF(国際ボクシング連盟)同級王者の井上尚弥(29=大橋)とWBC(世界ボクシング評議会)同級王者のノニト・ドネア(39=比/米)の両者が計量に臨んだ。井上は、バンタム級リミットちょうどの53.5kg、ドネアは100gアンダーの53.4kgでクリアした。2019年11月7日のWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)決勝戦以来、約2年7ヶ月ぶりに対戦する二人が、15秒のフェイスオフで気持ちを確かめ合った。

 試合は明日(7日)、さいたまスーパーアリーナで行われ、AmazonPrimeVideoで18時半からライブ配信される。

今夜はNHKとテレビ朝日が井上尚弥特集!

 バンタム級3団体統一戦を7日(火)に迎えるWBAスーパー・IBF2団体統一王者の井上尚弥(29=大橋)に注目が集まっている。大橋ジムが6日、本日(6日)の21時放送のNHK「ニュースウォッチ9」と21時54分放送のテレビ朝日「報道ステーション」が、モンスター井上の特集を放送することを発表した。井上はノニト・ドネア(39=比/米)との2度目の対決を前に何を語るのか?

完璧な仕上がり!
 顔色が良く、完璧な仕上がりを見せた井上は秤から降りると、水分補給しフェイスオフ以外では、ドネアと目を合わせることなく会場を後にした。代わりに取材に応じた大橋秀行会長は「計量が無事に終わってホッとしている」と胸の内を明かすと、「ドネアは老けたように見えるがベテランなので、明日はグッと仕上げてくるでしょう」と警戒心を高めていた。

やるべきことはやった

 大橋会長は、計量前の井上について驚きのエピソードを明かした。通常、計量前のボクサーは、水分を出し、喉が渇いているため一刻も早く計量を終えて水分を採りたいものだが「喉が渇くのが終わるのは寂しいなぁ」と話していたという。大橋会長は「普通なら早く水を飲みたいものだが…。不思議だよね」と話した。モンスターは、過酷な減量すら楽しんでいるようだ。
井上はレイジェス製<br>ドネアはエバーラスト製のグローブ
 グローブは井上がレイジェス製の黒色、ドネアはエバーラスト製の青色とオレンジ色混合のグローブを選択した。大橋会長は井上がレイジェス製を選んだことについて「練習でいろいろ試してみて、一番しっくりきたようだ。(レイジェス製は)本人の希望」と理由を説明した。
公開採点が行われる
 計量後にルールミーティングが行われ、WBCのインスタントリプレイルールが適用されることになった。これは、勝敗に関する大きなアクシデントがあった場合、レフェリーもしくはスーパーバイザーの要請で、映像で問題があった場面を検証するもので、試合途中の場合もあれば、試合後に行われる時もあるという。

 また、WBCの公開採点も行われることが確認された。4ラウンドと8ラウンド終了時にスコアが発表される。大橋会長は「公開採点は、見ている人にもわかりやすいので良いのではないか」と語った。試合は4ラウンド終了のゴングが鳴った時点で試合が成立となる。
943日ぶりに激突
 会場のさいたまスーパーアリーナは18000人を予定していて、明日の15時から会場窓口で当日券800枚を販売する。

 943日ぶりにリング上で対峙する2人の世界チャンピオン。日本人初の3団体統一王者を目指す井上から目が離せない!
21時15分にゴング!
オフィシャル
レフェリー:マイク・グリフィン(カナダ)
ジャッジ:デビット・サザーランド(アメリカ)
ジャッジ:パトリック・モーレイ(アメリカ)
ジャッジ:ジャン・ロベール・レーヌ(モナコ)

立会人
WBCデュレイン・フォード(アメリカ)
WBAカルロス・チャベス(ベネズエラ)
IBF安河内剛(日本)