ボクシングモバイルニュース
[前日計量]2020.7.15

井上浩樹がまさかの!?波乱の前日計量!

計量でヒヤリとさせた井上浩樹(28)だったが…
 新型コロナウィルスの影響で3月からボクシング興行がストップしていたが、東京では後楽園ホールで無観客試合で開催される「フェニックスバトル.72」からイベントが再開する。 日本スーパーライト級タイトルマッチ、王者の井上浩樹(28=大橋)対同級1位の永田大士(30=三迫)の前日計量とPCR検査が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。

 井上は1回目の計量で200gオーバーしたが、1時間後の再計量でリミットちょうどの63.5kgでパス。永田は100gアンダーの63.4kgだった。
 通常は午後に行われる前日計量だが午前に進行され、計量が終わった選手は近隣宿泊施設に移動した。選手は明日の試合までは外部との接触なども制限される。
日本王座2度目の防衛戦の井上浩樹(大橋)
Q:自粛期間に工夫していたことは?
井上:昔から体の柔軟性が足りてなかったので、この期間に柔軟性は大きく取り組んだ点ですね。

Q:自粛期間中に尚弥選手と練習はしましたか?
井上:そうですね。ほんとに走るぐらいですね。外で。なるべく距離を放して。

Q:どのような話をされていましたか?
井上:大変っていうのと、尚弥がけっこうコロナ(問題)をしっかり受け止めていたので、 自分としては良い見本になったというか、家族のことを気遣って考えていたので、 自分もしっかり考えないとな、と思ったところですね。

Q:試合をしたいと思うことはありましたか?
井上:そうですね。試合したいっていうのは思いますね。

Q:いよいよ試合となりますが、今の心境は?
井上:今までにない形なので、不安もあり、楽しみなところもあり、自分がどんな力を出せるのか気になるところでは ありますね。

Q:無観客試合というのは気になりますか?
井上:ならなくはないですね。やっぱり。「どんな感じなんだろう?」っていうのが正直な気持ちですね。 不安も少々ありますね。いつもと違うってところが。

Q:永田選手の印象は?
井上:第一に凄い明るくていい人だなってこと、真面目なんだなっていうのが凄く伝わってくるので、 練習とかに対する姿勢も真面目で、攻略するのは大変な相手かなと思いますね。

Q:相手のファイトスタイルはどういうイメージでいますか?
井上:ファイターのイメージはありますね。ただファイターなんですけど足を使うこともできるファイターなのかなと いう印象ですね。
     
Q:どんな試合が理想ですか?
井上:僕のボクシング的には、相手は入ってきて僕を崩して自分のスタイルに持っていこうってのが相手がやりたいこ とだと思うんで、それをさせないようにするっていうのが第一で、 相手をどれだけ自分の型にはめるかが今回の勝敗に関わるかなと思いますね。

Q:自分にとって今回の試合の位置付けは?
井上:今の自分のレベルがわかる試合かなと思いますけど、 日本止まりなのか、世界にいけるのかはこの試合の勝ち方次第でわかると思います。

Q:ボクシングが動き出しましたが、テレビの前のファンにどんな姿を見せたいですか?
井上:無観客ということで、お客様の声が届かない試合になりますけど、テレビで見て頂いて、 僕が元気を与えられたら嬉しいなと思います。

Q:試合への意気込みをお願いします。
井上:とにかくいい試合をして頑張ります。

Q:体調はいかがですか?
井上:普段と変わらないですかね。

Q:体重が200gオーバーしていたのはなぜだと思いますか?
井上:ちょっと新しくした体重計の誤差が、普段は計量が1時とかで普段より早い計量になってるので、 あんまり関係ないかなって。

Q:調整がうまくいっていないとかではなく?
井上:そうですね全然。今も別に動いたわけじゃないんで、時間が経つのを待ってただけなので、全然大丈夫でした。
勝てば三迫ジム現役6人目の日本王者誕生!
Q:自粛期間中はどのような練習を?
永田:走り込みと、人通りの少ないところを走って、後は一人でできる基礎トレーニングに打ち込んでましたね。

Q:過去の試合を見返したりはしましたか?
永田:今回のチャンピオンともスパーリングの経験はあるので、 そのスパーリングの動画をくまなくチェックして、いろんな対策を練って、あとはもっと前の試合を見て 自分を振り返ったりとか。

Q:プラス面が結構あった?
永田:むしろマイナス面が見つからないくらいですね。

Q:自粛期間で苦労した点は?
永田:人との距離を取ることが若干のストレスでしたね。(コロナ以前は)人通りの多いところによく行ってたので、(今回は試合前の)挨拶回りもなかったので。

Q:無観客試合という点は気になりますか?
永田:応援して頂いてる方に生で見て欲しかったのでそういう面では残念です。それ以外は無いですね。試合ができるっていうのが楽しみです。

Q:現在のコンディションは?
永田:万全です。

Q:浩樹選手の印象は?
永田:好青年で技術もあっていい選手だと思います。

Q:自身にとってこの試合はどんな位置付け?
永田:僕がベルト獲ったら三迫ジムで現在の日本チャンピオンが6人目になるんで、 そういう想いもあるんですけど、あまり気負わず、ベルトを獲って初めてスタートだと思ってるんで。そういう位置付けですね、日本チャンピオンっていうのは。

Q:テレビの前のファンにどんな試合を見せたいですか?
永田:人との感情や触れ合いをボクシングというスポーツを通して感じて欲しいんで、 そういうことに頑張ってる僕らを見て、刺激を貰ってくれたら嬉しいなと思いますね。 素晴らしい戦いにしたいなと思います。
       
Q:試合への意気込みを
永田:試合、勝つために戦います。 勝って、自分の人生を変えます。