[ニュース]2011.4.7
WBCトリプル世界戦計量
モロー氏より義援金
初めて、日本人世界王者3人が挑戦者を迎える形となる、WBCトリプル世界戦(8日、神戸ワールド記念ホール)の前日計量が7日、神戸市内のホテルで行われた。
まず、計量に先立ち、今回のジャッジを務める米カリフォルニア州から来日したWBCのレフェリーであるスティーブ・モロー氏よりJBC安河内剛事務局長に義援金が手渡された。
続いて行われた計量では、出場6選手のうち5人が一発でパス。が、WBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛(帝拳)への挑戦者ウンベルト・グチェレス(メキシコ)が500グラムオーバーの大失態をやらかした(別記事参照)。
まず、計量に先立ち、今回のジャッジを務める米カリフォルニア州から来日したWBCのレフェリーであるスティーブ・モロー氏よりJBC安河内剛事務局長に義援金が手渡された。
続いて行われた計量では、出場6選手のうち5人が一発でパス。が、WBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛(帝拳)への挑戦者ウンベルト・グチェレス(メキシコ)が500グラムオーバーの大失態をやらかした(別記事参照)。
粟生 隆寛
試合順に計量が始まり、WBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛(帝拳)は、リミット丁度の58.9kg。挑戦者WBC3位ウンベルト・グチェレス(メキシコ)は、まさかの500グラムオーバー。
グチェレスは、体温も37.6度。心拍数も120を記録し、ドクターから脱水症状も指摘され、報道陣もざわつき出すハプニング。2時間の猶予時間が与えられた(この間に何度でも秤に乗れる)。結局、3度目の計量でリミットいっぱいの58.9kgでパス。最悪の事態を免れた事で、報道陣、関係者一同から思わず拍手と安堵の歓声があがった。
グチェレスは、体温も37.6度。心拍数も120を記録し、ドクターから脱水症状も指摘され、報道陣もざわつき出すハプニング。2時間の猶予時間が与えられた(この間に何度でも秤に乗れる)。結局、3度目の計量でリミットいっぱいの58.9kgでパス。最悪の事態を免れた事で、報道陣、関係者一同から思わず拍手と安堵の歓声があがった。
長谷川&ゴンサレス
WBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(帝拳)は55.2kg。見事な腹筋を披露した。挑戦者WBC6位マウリシオ・ムニョス(アルゼンチン)は54.8kg。
WBC世界フェザー級王者・長谷川穂積(真正)は57.0kg。挑戦者WBC1位ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)は56.5kg。肉体美を見せつけた。
WBC世界フェザー級王者・長谷川穂積(真正)は57.0kg。挑戦者WBC1位ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)は56.5kg。肉体美を見せつけた。
西岡&ムニョス
続いて囲み会見。西岡は、「3人の日本人世界チャンピオンで頑張り、しっかりとテレビを通じて被災地の方々に、日本人の強さを届けたい。勇気と元気を感じて欲しい」とコメント。
ゴンサレスは、生で見た長谷川の印象を普通だと言い切り、「明日は、クレバーでパワフルな試合を見せる」とした。
粟生は、「グチェレスは元世界チャンピオンといっても所詮は暫定王者。ボクサーとしての自覚が足りない。明日は、リング上でレッスンしてやる」と意気込んだ。
粟生は、「グチェレスは元世界チャンピオンといっても所詮は暫定王者。ボクサーとしての自覚が足りない。明日は、リング上でレッスンしてやる」と意気込んだ。
丸刈りのグチェレス
頭を丸刈りにして、ひげも落としたグチェレスは、この2時間でどうやって500グラム落としたかの質問に、「ウォーキングをしただけさ」と、とぼけてみせた。自身の持ちこんだ体重計に誤差があり、「昨日の時点まで順調だと思っていた」と脳天気に話したものの、「大事なチャンピオンシップの為に、出来る事は何でもした」と真顔に戻った。
日本復興の夢を乗せた運命のゴングまであとわずか!
日本復興の夢を乗せた運命のゴングまであとわずか!