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[前日計量]2016.12.2

明日は名勝負間違いなしのタイトル戦!

両雄が1年ぶりの対面
 明日の3日、後楽園ホールで開催される「ダイナミックグロ―ブ」のメインイベント、日本スーパーフェザー級王者の尾川堅一(28=帝拳)と同級1位内藤律樹(25=E&Jカシアス)の前日計量が都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われた。両者は1年前に対戦し、尾川が5回負傷判定勝ちで王座を奪取。今回は立場を変えての再戦となる。
この試合で成長を見せたい
 これが3度目の防衛戦となる尾川は100gアンダーの58.8kgでクリア。「特に気負いはない。国内を卒業できる良いチャンスだと思う。決められた試合をするのが僕の使命」と落ち着いた表情を見せた。「前回(内藤選手と)戦った時はタイトルを獲りたいと大切にいき過ぎた。それも経験となったので、今回は落ち着いてできる。相手はパンチを避けるのが上手いが、攻撃力がないので自信をもって前に行ける」と内藤の印象を語った尾川。「判定でもいいが、チャンスがあればお客さんの期待(ノックアウト)に応えたい。この試合に勝って世界へのステップアップとしていきたい」と意気込んだ。
会場が沸く試合をする
 一方、リベンジに闘志を燃やす内藤はスーパーフェザー級リミットちょうどの58.9kgだった。「前回の試合が悔しかったので、ずっとリベンジしたかった。再戦が決まって本当にうれしい」とリターンマッチを大歓迎。「(尾川選手は)強くて良い選手だが、ダウンは自分の油断。2R以降はペース的に楽になっていた。負傷判定で終わったが続けていたら勝っていたと思う。今度こそ完全決着をつける。それは向こうも同じ気持ちだと思う」。「明日は獲られたものを取り返す。思い切りぶつかっていきます!」と1年前の借りを返すと誓った。