[前日計量]2016.10.16
ベルト死守なるか、アジア重量級最前線
初来日のミッシェルと松本
明日17日、後楽園ホールで開催される「スヴェンソン・エキサイトボクシング」のメイン、東洋太平洋スーパーミドル級タイトルマッチに出場する王者の松本晋太郎(31=ヨネクラ)と挑戦者の同級3位ジェイド・ミッシェル(豪)が、都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われた前日計量に臨んだ。
初防衛戦に臨む松本
今年4月、3度目の東洋太平洋王座挑戦で長くこの階級に君臨した清田祐三(フラッシュ赤羽)を負傷判定で破り、悲願のタイトルを奪取した松本。減量苦によりやつれた顔を見せながらも、リミットの76.2kgで一発クリアし初防衛戦に向けて意気込みを語った。「減量がきついのはいつものこと。明日になれば体が大きくになりますよ(笑)。挑戦者は予想したより少し小さく、顔を見たらやる気も出できた。初防衛戦だが挑戦者の気持ちで臨みたい」。
ボクシングは私の人生そのものと挑戦者
一方、国外での試合が初となる挑戦者は観光目的もあるのか、家族を引き連れて会場入り。松本と同じくリミットで秤を降りると「コンディションはグッド!」と上機嫌にサムアップし、明日のアタックに自信を示した。「松本はアゴが強くタフな印象。12ラウンドフルに打ち合うことを予想している。エキサイトな試合になるんじゃないかな。もちろん勝つのは自分さ!」。
闘志を高める
10戦9勝(4KO)1敗とキャリアは浅くも、これまでPABA暫定王座を含む3本のベルトを手にしてきたジェイド・ミッシェル。松本ほどの破壊力はないがスピードと手数があり、後手にまわるようだと危険な相手だ。日本におけるアジア最重量級王座を保持する松本は、初防衛戦のプレシャーは当然あるだろうが、清田を破った時のような早い仕掛けで序盤から主導権を握りたい。