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[公開練習]2016.8.24

自分が王者だと田口良一

明確な勝利を目指す!
 8月31日(水)に東京・大田区総合体育館で4度目の防衛戦に臨むWBA世界ライトフライ級王者の田口良一(30=ワタナベ)が24日、都内の所属ジムで練習を公開した。WBA世界同級1位の宮崎亮(27=井岡)を迎え撃つ田口は軽快な動きを披露した。
絶好調を宣言した
 世界初挑戦した時と同じくらいコンディションが良いという田口は「これまでは風邪を引いたり腹痛になったりしたが、R-1ヨーグルトを飲むようになってから調子を保てている。久しぶりの日本人との対戦で周りからもいつも以上に期待されているので応えたい。勝って自分がチャンピオンだぞというところをアピールする」と意気込みを口にした。
スパーは120ラウンドした
 激しい打撃戦が予想されるが「僕も宮崎選手もパンチをもらうと燃えるタイプなので打ち合いになると思う。中盤以降は足を使った展開になるから下半身が大事になってくる」と平塚での走り込み合宿の成果が試合で生きてくると語った。
成長を感じると渡辺均会長
 好調な田口の様子に目を細めた渡辺均会長は「今回は特にコンディションが素晴らしい。相手のペースにハマることなく試合を進め、後半にKOしてくれれば。チケットの売れ行きは好調だが当日券も取ってあるので是非とも会場に足を運んでほしい」と期待を寄せた。
鋭いジャブがヒット
 会見後に行われた練習では国体優勝経験のある3戦全勝(3KO)のA級選手の京口紘人(22)を相手に3ラウンドのスパーリングを決行。好戦的に攻め立てる京口に左ジャブでいなすと最後は激しい打ち合いを見せた。その後は3ラウンドにわたるミット打ちでたっぷりと汗を流した。スパーリングは明日に打ち上げる予定だという。
メインに相応しい試合をする
 なお、31日の試合の模様はテレビ東京で21:00~22:48で放送されるが、解説ゲストに前WBA世界スーパフェザー級王者の内山高志(36)とWBA世界フライ級王者の井岡一翔(27)が出演することも発表された。尊敬する内山が解説することに「KOでも判定でもしっかりと勝って良いところをみせたい」とコメントした。