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[非公開練習]2016.7.14

伊藤雅雪、順調な仕上がり

伊藤雅雪(25)
 28日(木)に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベント、OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチで2度目の防衛戦に臨むチャンピオン伊藤雅雪(25=伴流)が都内の所属ジムで調整。軽快な動きで調子の良さをアピールした。
一級品の動体視力をみせた
 この日の伊藤は、同門でC級選手の熊切誠志郎(27)と出稽古に来ていた友利優貴富(21=シュウ)の2人を相手に6ラウンドのスパーリングを披露。相手は実戦さながらの迫力でパンチを打ち込むのに対し、伊藤はディフェンスに重点を置きつつパンチを軽く当てるだけという変則形式の実戦練習で汗を流した。1ラウンドごとに入れ替わる熊切と友利は果敢にクリーンヒットを狙ったが、伊藤は冷静にパンチを見切り被弾を回避。毎ラウンド終盤には、左ボディをめり込ませ王者の貫禄を示した。
久しぶりの試合が楽しみ
 スパーを終えた伊藤は「普段は4人を相手に10ラウンドしているので、今日は軽めのメニューになりました。パンチを寸止めしながら打つのは難しいですね」と笑顔を見せた。「今は疲れのピークだが調子は上向き。当日は進化した左を楽しみにしていてください」と7ヶ月ぶりの試合で存在感をみせる試合をすると誓った。
友利優貴富(21)
 伊藤と拳を交えた友利は「伊藤さんはカウンターが上手く、階級が違うとはいえ、体も強かった。このような機会を与えていただき光栄です 」と目を輝かせた。現在、東日本新人王トーナメントを勝ち残っている友利(次戦は21日)にとって現役王者との手合わせは良い刺激になったようだ。