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[前日計量]2016.2.16

前半で決めると和氣

和氣の世界前哨戦
 明日17日の後楽園ホールで世界前哨戦として124P契約10回戦に出場するIBF世界Sバンタム級王座指名挑戦者の和氣慎吾(28=古口)が、都内のJBC事務局で前日計量に臨んだ。
コンディションはバッチリ
 リラックスした表情で会場に訪れた和氣はリミットの56.2kgを100g下回って一発クリア。対戦相手のインドネシア・Sバンタム級王者ワルド・サブ(26)は54.7kgでパスした。
 「仕上がりは完璧。ウェイトに余裕があるので、しっかりと筋肉を作ってきた」と自信を示した和氣。続けてサブについては「映像を見たが意外と上手い選手。ボディブローでも倒しているので力もある。なめてかかると危険」と警戒しつつも、「1ラウンドから全開でいき、前半までに倒すつもり。(この後に控える世界に向け)自分の今の力を見せたい。それを見て評価してもらいたい」と意気込んだ。
鬼塚譲りのフットワークを意識する
 明日は古口哲会長に加え、タレントの片岡鶴太郎氏、元WBA世界Sフライ級王者の鬼塚勝也氏がセコンドに立ち、かつてのチーム「SPANKY(スパンキー)K」が復活。頼もしい援軍に和氣は「めちゃくちゃ心強い。でも仕事はさせませんけどね(笑)」と圧勝を約束した。20年ぶりのチーム復活を喜ぶ古口会長も「前哨戦はいいところを見せようと緊張するもの。その中で多少打たれてもいいから5ラウンドまでに決めないとダメ」と注文付けた。
小柄なサブ
 一方、初来日のサブは寒さに慣れないようだが「コンディションはグッド」と語り、右ストレートに自信があるようで「和氣はグッドボクサーだが、KOで勝つ」を気を吐いた。
 なお、10日後の27日にはIBF王者カール・フランプトン(英)とWBA王者スコット・クィッグ(英)のSバンタム級世界統一戦がイギリスで行われるが、挑戦権を持つ和氣は「今は自分のことでいっぱい。明日の試合が終わってから考える」とコメントするに留めた。