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[ニュース]2016.2.4

鶴太郎氏が15年ぶりに復帰

和氣は世界を獲ると鶴太郎氏
 2月17日(水)、後楽園ホールでインドネシア・Sバンタム級王者で9戦7勝(2KO)2敗のワルド・サブ(26=インドネシア)を迎え世界前哨戦に臨むIBF世界Sバンタム級指名挑戦者、和氣慎吾(28=古口)に強力な味方が! 和氣の兄弟子にあたる元WBA世界Sフライ級王者・鬼塚勝也氏(45)をセコンドとして支えた、タレントで画家の片岡鶴太郎氏が今回の試合よりセコンドに就くことが4日の会見で正式に発表された。
4日の会見
 鶴太郎氏がセコンド復帰するのは2001年2月の畑山隆則氏(40)のWBA世界ライト級王座V2戦以来、15年ぶりとなる。都内での会見に出席した鶴太郎氏は、「過去、2人の世界チャンピオンにめぐりあったが、そんな私から見ても和氣はデンジャラスな男の匂い、世界を獲る器、華を持っている」と評価し、「"NEXT CHAMPION"になると自分が確信するからこそセコンドにつくんです。2度あることは3度ある。皆でその瞬間を見ましょう」と話し、和氣の背中を押した。
真剣な顔つきで和氣を見つめる
 また、同席した金平桂一郎プロモーターは、IBF王座の現状を説明。王者カール・フランプトン(英)がWBA王者スコット・クィッグ(英)と2月27日(日本時間28日)に英国で統一戦を戦い、IBFは次の指名挑戦者として和氣を優先させるとしているが、WBAは元WBA・WBO王者ギレルモ・リゴンドー(キューバ)に勝者との対戦指令を出しており、統一王者がIBFを返上し決定戦となる可能性も高い。それを踏まえ、和氣がフランプトンvsクィッグより先に試合を行うことで圧力をかけ、27日の統一戦が終わったあとすぐに交渉を開始する意向だ。
古口会長の熱も高まる
 今回の会見には出席しなかったが、和氣のセコンドには鬼塚氏も入る予定で、鬼塚氏が引退後、実に22年ぶりにチーム「SPANKY(スパンキー)K」が再結成する。師匠の古口哲会長は「今からワクワクしている。この3人で和氣を世界チャンピオンにする」と語り、公開練習のミット打ちはいつも以上に熱が入っていた。
軽く打つだけで倒れるねと鶴太郎氏
 強力サポートを得た和氣は「鶴太郎さん、鬼塚さん、会長に支えられ嬉しい。心の底から自信が湧き上がる。この最強チームで世界獲りを目指す」と力強く誓った。
選手をリラックスさせることが僕の務め