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[公開練習]2015.12.23

パレナス「経験は自分が上」

井上にベストなボクシングをさせない
 29日(火)の東京・有明コロシアムでWBO世界Sフライ級王者、井上尚弥(22=大橋)に挑む同級1位ワルリト・パレナス(32=比)が23日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。
隣は阪東ヒーロートレーナー
 井上の初防衛戦で世界獲りを目指すパレナスは、かつてウォーズ・カツマタの名で日本のリングに立った馴染みのある選手。前回7月にメキシコで行われたWBO世界同級暫定王座決定戦こそ引き分けたが、それまでは7連勝(6KO)と勢いずくなかで今回のチャンスを得た。戦績は31戦24勝(21KO)6敗1分。
11月中旬から日本で練習をしてきた
 慣れ親しんだ日本での世界戦に「ベリーエキサイティング!」と満面の笑顔を見せたパレナスは、「井上は素晴らしい選手だが、経験は自分の方が上。ハードなトレーニングで準備は出来ている。どんな展開になっても大丈夫。結果はKOになる」と王座奪取に自信を示した。
阪東氏は手応えに自信
 また、現在パレナスを指導する元日本Sフェザー級1位の阪東ヒーロー氏(35)は、「150ラウンドのスパーリングで手応えはバッチリ。日本でやっていた頃に比べ、確実にパワーが上がっている。面白い試合になる」と期待した。
体重はすでにリミット。あとは試合を待つだけ
 練習は2ラウンドのミット打ちのみと軽めに終始したが、ポジショニングを意識してはコンビネーションを入念に確認し、仕上がりの良さをアピールした。