[発表会見]2015.12.10
和氣、世界へカウントダウン
2月の世界前哨戦が決定
IBF世界Sバンタム級王座指名挑戦者の和氣慎吾(28=古口)が、来年2月17日(水)に後楽園ホールで世界前哨戦を行うと10日に発表。世界へのカウントダウンがいよいよスタートする!対戦相手はインドネシア・Sバンタム級王者ワルド・サブ(26)を予定している。
IBFには90日以内の挑戦を確約したと金平氏
和氣は6月にマイク・タワッチャイ(タイ)との挑戦者決定戦を制し、王者カール・フランプトン(28=英)への挑戦権を獲得。11月開催で交渉をしていたが、フランプトンがWBA王者スコット・クィッグ(27=英)との統一戦を優先し、2月27日(日本時間28日)に英国マンチェスターで開催されることが決まった。和氣の挑戦は一時暗礁に乗り上げたが、IBFは統一戦の勝者に対し90日以内に和氣と指名試合を行うよう義務づけ、これにより和氣の世界挑戦は5月下旬から6月上旬の間に持ち越されることとなった。
準備期間が延びただけ、焦りはない!
「WBAは休養王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)との統一戦をするように指令を出しているが、IBFは和氣に優先権があると明確に示している。こちらとしてはフランプトン対クィッグの統一戦前に試合を組み、準備ができているとアピールしたい」とは金平桂一郎プロモーター。統一王者に挑戦するのか、IBF返上となって決定戦を戦うのかは未定だが、入札も視野に入れ日本開催を求め交渉したいと語った。
世界王者になると確信している
ようやく世界への道筋が見えた和氣は、「年内挑戦のつもりで用意していたが、準備期間が多く取れたと前向きに切り替え、完全な状態でフランプトンに挑みたい」とコメント。あくまでも照準はフランプトンだが、たとえクィッグとやっても「噛み合うはず」と自信を口にした。まずは2月の前哨戦に向け、油断せずに明確な内容でクリアしたいと意気込み、正月返上で前哨戦に備える。