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[前日計量]2015.10.11

日本タイトルに弾みをつける

拳とスマルポング、真新しいベルトを前に
 明日12日に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ&DANGAN141」のメイン、WBCユース・Lフライ級王座決定戦に出場する日本同級1位の拳四朗(23=BMB)とOPBF東洋太平洋ミニマム級2位ロリー・スマルポング(21=比)の前日計量が都内のJBC事務局で行われ、両者ともLフライ級リミットの48.9kgを下回る48.7kgでクリアした。
拳は3戦連続の後楽園ホール
 拳は昨年8月にB級デビューし、ここまで4戦して全勝3KOと勢いづいてのタイトル初挑戦。年末には指名挑戦者として地元・京都で日本同級王者・堀川謙一(SFマキ)への挑戦も内定している。8月の前戦で反省点にあげた「上体のつっこみ」は修正済みで、計量後は「明日は勝って当たり前の試合。リードでしっかりとゲームメイクし、スピードで上回り圧倒したい。日本タイトルに弾みをつける」と笑顔を交えながら意気込んだ。
興奮しているとスマルポング
 対する初来日のスマルポングは、6月の試合でWBC傘下のEPBCミニマム級王座を獲得した技巧派の右ボクサーファイター。戦績も10戦9勝(4KO)1分と無傷で拳の相手に不足はない。計量後はゆで卵を2個平らげ、「勝つために日本へきた。ここをステップにして世界を目指したい」と拳に劣らぬ自信を示した。
セミの原田vs加藤
 セミでは、世界挑戦の機会を窺うWBOライト級14位の加藤善孝(30=角海老宝石)と強打を誇るフィリピンの輸入ボクサー、OPBF同級1位の原田門戸(横浜さくら)が激突する。10ヶ月ぶりの試合に臨む加藤は「来年にも世界へと駒を進めたい。そのためにも良いアピールをしたい」、リラックスした雰囲気の原田も「明日は必ず勝つ」とコメント。計量は加藤がライト級リミットの61.2kg、原田が61.1kgで一発パスした。