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[ニュース]2010.4.28

W世界戦調印式!!

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 30日に開催されるW世界タイトルマッチの調印式が都内で執り行われた。長谷川穂積、西岡利晃、フェルナンド・モンティエル、バルウェグ・バンゴヤンと激戦の主役となる4選手は万全のコンディションを伺わせ、終始落ち着いた表情で調印式に挑み、2日後の決戦に向けて意気込みを語った。
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■WBC世界Sバンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・西岡利晃(帝拳)
「最高に良い仕上がり。当日は最高の試合をお観せします。(試合展開について)自分のボクシングをし、KOか判定かは分からないが、勝つ事を確信している。(バンゴヤンとの10歳の年齢差に)最近のボクシング界は世界的に見ても30代の世界王者が沢山いる。まさに今からだと思っています」。

同級10位バルウェグ・バンゴヤン(比)
「長くからの夢が実現した。西岡の言葉を聞いて気持ちが高ぶって来た。何も恐れるモノは無い。懸命に戦うだけ。持てる全てをぶつけ、フィリピンにベルトを持ち帰る。(試合展開について)年齢では私が有利。全力で行くので覚悟して欲しい。狙って出来る事では無いが、KO出来ればファンも喜ぶだろうから、KOを狙って行きたい」。
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■WBC世界バンタム級王座統一12回戦
WBC王者・長谷川穂積(真正)
「ここまで良いトレーニングがつめた。最高に良い仕上がり。興奮しています。30日は良い試合をします。WBO王座の移動は無いが、どっちが強いかそれだけ。モンティエルも最高のコンディションのようだし凄い試合になるでしょう。(モンティエルについて)頭の良い選手。勝つのは難しいが僕も世界王者。強い選手に勝ちたい。頭の良い方、コンディションの良い方が勝つ。最後は自分が勝ち名乗りを上げていれば…。スピードでは上回っていると思うし、右フックで勝負を決められたら良い」。
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WBO王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)
「ここまでモチベーション高く練習をし、今までで一番の体調に仕上げた。ベルトを懸けた戦い。長谷川は偉大な王者で尊敬する。そんな長谷川に勝つ事は私にとって大きなメリット。長谷川が世界王者として戦うならば、私もWBO王者として戦う。今回の戦いは誇りである。(WBCベルトについて)子供の頃からの夢。とても美しい素敵なベルト。今ある場所は違う。私がベルトをメキシコに持ち帰る。(試合展開について)」。私は長谷川がこれまで戦ってきたボクサーとは違う。長谷川は右フックで終わらせると言うならば、私の右フックで終わるだろう。私がこの試合を終わらせる」。
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 日本ボクシング界にとって歴史的戦いとなるWBC・WBO両王座を懸けた一戦。この一戦は、モンティエル母国のアステカTVがメキシコで中継を行う。日本・メキシコ、そして世界中のボクシングファンが熱い視線を注ぐ歴史的一戦まであと2日。