日本人は一発クリア

　IBFダブル世界戦の当日計量が7日、大阪市内のホテルで行われた。
　これは世界の主要四団体(WBA/WBC/WBO/IBF)の中でもIBFが唯一実施しているもので、出場選手は前日計量をクリアした後、試合当日の午前中に行う当日計量まで各階級のリミット体重を10lb(4.54kg)以上リバウンドしてはならないというもの。

　メインで登場するフライ級王者アムナット・ルエンロエン(タイ)と今回が当日計量初体験の挑戦者、井岡一翔(井岡)が、JBC関西事務局が用意した計量台に乗った。ちなみに、この計量台は今年に入ってから新調したもので、東京の計量台も新調されている。

　7日午前10時、最初に計量台に乗った王者アムナットは55.7kgで400gオーバー。続いて乗った井岡は54.5kgで一発クリアした。チャンピオンには2時間の猶予が与えられたが、ホテルの周りを4周して戻った30分後に再挑戦し、55.3kgのリミットでクリアした。

　初挑戦の当日計量を52.0kgでクリアした小野は「いつもとまったく一緒です」と昨日からの調整を笑顔で振り返った。

　51.5kgでクリアしたチャンピオンの高山も「ホッとしています」と表情を和らげた。