プライドをかけた戦い

　明日、ボディメーカーコロシアムで開催されるIBFダブル世界戦のセミファイナルは、キャリア13年の日本人対決で注目を集める、ミニマム級チャンピオン高山勝成(仲里)とチャレンジャー小野心(ワタナベ)の一戦。大阪市内のホテルで6日、調印式と前日計量が行われた。

　「チャンピオンの強さが伝わってきます」と切り出した小野。「コンディションもよくここまできた。最高の結果が出せる」と会見の席で話したが、計量後の囲み取材では「バリバリ緊張しています」と世界初挑戦を実感した模様。明日の世界初挑戦、小野は赤のグローブでリングに上がる。

　「四団体制覇に向けて動き始めたので、この試合をクリアして先に進みたい」と語ったチャンピオン高山は「プライドをかけた日本人対決。試合が楽しみ」と明日の防衛戦に臨む。高山は白いグローブでリングに上がる。両者ともに日本製ウィニング社8オンスのグローブを使用する。

　両選手ともに一回でクリアした前日計量。IBFルールが採用される明日の世界戦は、午前中に当日計量も行われる。当日計量は、4.54kgのリバウンド体重リミットがある。

■検診と前日計量結果
王者:高山勝成
体重:47.5kg
体温:36.8℃
脈拍:66/分
血圧:111/79 mm/Hg

挑戦者:小野心
体重:47.6kg
体温:36.9℃
脈拍:65/分
血圧:143/94 mm/Hg