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4月6日に東京・大田区総合体育館で開催されるダブル世界戦の記者会見と調印式が4日、都内のホテルで行われた。後輩の井上尚弥にメインを譲るかたちになったWBCフライ級王者、八重樫東(31=大橋)は「しっかり勝って次に繋げたい」と、近い将来に計画されるローマン・ゴンサレス(26=ニカラグア)との大一番に向けアピール。そこに割って入ろうとする8位の挑戦者オディロン・サレタ(28=メキシコ)は「正々堂々と戦いベルトをメキシコに持ち帰る」と必勝を宣言した。
※八重樫対サレタ、アドリアン・エルナンデス(メキシコ)対井上尚弥(大橋)のダブル世界戦は6日(日)夜10時から11時15分(延長対応あり)の枠で放送される予定。
※八重樫対サレタ、アドリアン・エルナンデス(メキシコ)対井上尚弥(大橋)のダブル世界戦は6日(日)夜10時から11時15分(延長対応あり)の枠で放送される予定。
意気込みを語る八重樫
ひな壇の前列に着席した八重樫は、後段のゴンサレスに背中を見せるかたちとなったが、まずはサレタとの3度目の防衛戦に集中しなければならない。それは誰よりも八重樫自身が一番強く感じていることだ。「全力を出して勝ち、その次にあるビッグマッチに繋げたい」というのは本心であろう。サレタに関しては「アマチュア・キャリアが豊富で、バランスのとれた選手」と分析しており、「勝つために基本的な底上げをしてきた」とも。
サレタも挨拶
これに対し19戦目(15勝8KO3敗)でチャンスをつかんだサレタは「挑戦を受けてくれたことに感謝する。勝つためにできるだけの努力をしてきた」と自分に言い聞かせるように話した。八重樫に関しては「スピードがあってパワフル」と分析。そう評価しやうえで、「でも、勝つために練習してきたので、いい試合をして自分の力をみせたい」と自信を口にした。
ローマン・ゴンザレス
こうしたやりとりを後段で見ていたゴンサレスは、前座でファン・プリシマ(23=比)とフライ級1ポンド・オーバーの113ポンド(約
51.2キロ)契約8回戦を行うことになっている。「最高の状態に仕上がっているので、KOで勝つ。(八重樫とサレタ)どちらが勝っても問題ない」と、気持ちはプリシマ戦とその先のフライ級王座挑戦に
半々ずつ向けられているようだった。
八重樫のグローブチェック
なお、八重樫対サレタ戦は、レフェリーがイアン・ジョン・ルイス氏(英)、ジャッジがスティーブ・モロー(米)、グイド・カバレリ(イタリア)、リム・ジュンバエ(韓国)の三氏という構成で捌かれる。グローブは日本製8オンスが使用され、八重樫が赤、サレタが青を選択した。
必勝を誓った大橋陣営