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[ニュース]2014.2.11

長谷川が注目発言

 ボクシングファン待望の世界戦を三年ぶりに迎える長谷川穂積(真正)が11日、世界戦発表会見の後の囲み取材に応じた。
我慢の三年を乗り越えて
 我慢の三年は長かったのだろう。会見を終えた長谷川は高揚した様子もみせず、淡々とした様子で記者陣の質問に答えた。
 「フェザー級のタイトルを失い、そのままボクシングを嫌いになって終わるのがイヤだった。だから、今回の試合はわがままな集大成。十分な準備をして、それで負けても大好きでボクシングを終われると思う」と、慣れ親しんだ世界のリングに上がる覚悟を語った。
おかえりなさい
 「負ける」という言葉が出てきたが、という問いに「勝つ可能性は常に50%-50%だから。(マルチネスは)強いし勢いがある。ただ、自分も勝つだけの努力はする。そのためにもケガなく(練習を)やり切った状態でリングに上がりたい。そうすれば結果はついてくると思うし、それでついて来ないのならば仕方ない」と、心のうちを明かした。
 「どんな試合になりそうか」の問いに「相手は打ち合いに持ち込みたいだろうが、それに応じるつもりはない。できるだけノーダメージで終わる試合を心がけたい。ただ、殴られるとおとなしくしている方じゃないので、そこをどう抑えるかが問題」と、感情を抑えながら丁寧に答えた。
 「勝ったあとのことは考えているけれど、それは言わない。フェザー級のときのように、考えていないと空っぽになってしまうので」と、ようやく笑顔を見せた長谷川穂積。
 4月23日は大阪城ホールでボクシングを感じよう。  

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