村田の好敵手もプロ転向

　ファルコンは11年の世界選手権では銅メダルを獲得。ロンドン五輪決勝では14対13の1ポイント差で村田に敗れた。2歳上の兄ヤマグチ・ファルコンも10月2日にプロ転向を発表したが、こちらはTR社とはライバル関係にあるゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)と契約を交わしている。ちなみにロンドン五輪ミドル級銅メダリストのアンソニー・オゴゴ(英)もGBPと契約を交わして今年4月にプロデビューしている。
　すでにTR社は村田をはじめゾウ・シミン(中国)、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、イゴール・メコンツェフ(露)と4人のロンドン五輪金メダリストと契約。さらに同五輪出場のホセ・ラミレス(米)、フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)、オスカル・バルデス(メキシコ)らも擁している。これに銀のファルコンが加わることになった。なお、ファルコンのデビュー戦は来年早々に計画されている。