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軽量級のスーパースター、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と今年8月にWBC世界フライ級王者、八重樫東(大橋)と対戦し、判定の末、敗れたオスカル・ブランケット(メキシコ)が10日、両国国技館でフライ級10回戦のリングで拳を交えた。リングサイドには八重樫の姿も。12月6日に控える防衛戦を前に、来年の敵を視察に来たのか?
フライ級で三階級制覇を目指す
1ラウンドに左フックでダウンを奪ったロマゴンは2ラウンドにパンチをまとめ、レフェリーが割って入って試合を止めた。
余裕の笑顔で対戦相手を募集中
「母の到着に間に合わなかった」と、今日の試合を観戦するために来日した家族に試合を見せられなかったことを悔しがる余裕があった。「試合を止められなかったら、倒していたよ」と、バンデージを外しながら笑顔で話すと「調整が上手くいったので、イージーな試合だった。八重樫でも井岡でも試合ができる相手としたい。誰とやっても勝つ自信はある。出来れば、日本で3階級制覇を達成したい」と、抱負を語った。
明日は家族で観光
明日は、家族で観光に行くというロマゴンファミリーの再来日に期待したい。
止めるのが早いよ!
「レフェリーが止めるのが早すぎた。自分は全くダメージがない」と悔し涙を浮かべたブランケットは「ボディは効いていなかった。自分の打ったボディは相手に効いたはず。徐々にボディを攻めて後半に倒したかった」と最後まで諦めきれない様子。
また、八重樫とも試合をした経験があるブランケットは「アキラの方が強かった。スピードもあるし、動きも多いからね。ゴンサレスは捕まえられないと思うよ」と二人を比較した。
また、八重樫とも試合をした経験があるブランケットは「アキラの方が強かった。スピードもあるし、動きも多いからね。ゴンサレスは捕まえられないと思うよ」と二人を比較した。
八重樫東
この試合をリング下で観戦したWBC世界フライ級王者、八重樫東(大橋)は「予想通りの展開。ロマゴンはパンチがコンパクトで、避けるのもうまい。最初から相手の動きを完全につぶしていた」と感心した様子で「ロマゴンは(井上)尚弥に任せます。若い選手ですしね。自分はエドガー・ソーサでいっぱいいっぱいです」と照れ笑いを浮かべ、12月6日に、この日と同じ両国国技館で開催される防衛戦に気持ちを切り替えた。