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減量苦に耐え、ミニマム級で2度目の世界王座防衛戦に臨んだWBA世界王者の宮崎亮(井岡)が、試合後に会見を開いた。
ミニマム級は卒業
「5ラウンドぐらいから両目が(ふさがって)見えなくなり、相手もしつこいんでやりにくかったです」と試合を振り返ったWBA世界ミニマム級王者、宮崎亮は「喧嘩には負けたくなかったので、勝ててよかったです。判定を待ってる時は、ギリギリで勝ったと思っていました。でも、ポンサワンの方がしんどかったです。」と試合を振り返り「今日はかっこ悪かった。しょうもない試合をしてすいませんでした」と笑顔はなかった。
宮崎亮
それでも、最強挑戦者に勝利したことで、安堵の表情を浮かべると「まあ、足も使えたのでミニマム級は終わりです。ライトフライ級に上げて、もう一度ベルトを巻きます」と2階級制覇を宣言した。
採点表
「判定結果には満足してない。自分も出来は悪かったが、自分の方が少しは良かった。この点数差はおかしい。バッティングが減点されなかったのもおかしい」と判定結果に対して不満を口にした挑戦者のヘスス・シルベストレは「判定では勝てないと思っていたので、ノックアウトを狙っていた」とアウェイ戦を振り返った。
へスス・シルベストレ
「彼のパンチでは、自分は倒れないと思ったので、どんどんいった。でも、ノックアウトするまでの根性がなかった。自分が当てたパンチは効いたと思ったが詰められなかった」と悔しがると「11ラウンドがチャンスだった。あと10秒あれば倒せた。」と下をむいた。
ガックリ
対戦した宮崎に関して「彼も頑張ったと思う。その頑張りが点数につながったと思う。今すぐではなくても、将来は再戦してみたい」と話すと呆然とした表情を浮かべて会見を終えた。