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東京・大田区総合体育館で開催されるWBC世界フライ級タイトルマッチまで、あと2日。10日には、都内で王者の八重樫東(30=大橋)、挑戦者10位オスカル・ブランケット(28=メキシコ)の調印式が行われた。
マウリシオ・スライマン氏
会場内でWBCのマウリシオ・スライマン氏から贈呈されたチャンピオンTシャツを着て調印式、会見に臨んだ八重樫は、これが5度目の世界戦とあって落ち着いた様子だった。マイクを手にすると、まずは「自分のボクシングをしっかりと貫きたいですね。そのうえで面白い試合になればいい」と話した。
八重樫陣営
これに対し必勝の鉢巻を巻いて登壇したブランケットは、挑発ともとれるコメントを発した。「チャンスを与えてくれた関係者の方々に感謝します。私は勝つためにすべてのことをやってきました。このタイトルは絶対に獲得してみせます。八重樫選手、チャンピオンの期間はあと2日なので、存分に味わっておいてください」
これを聞いた八重樫は苦笑いを浮かべ「じゃあ、この2日間、せいいっぱい楽しみたいと思います」と穏やかに返して場を和ませた。
オスカル・ブランケット
続いてマイクを手にした大橋秀行会長は「八重樫は9月に3人目の子どもが生まれる予定ですが、ブランケットの方は4人目が生まれるそうです。こちらは1ポイント差で負けましたが、試合ではワンサイドで勝ちたい。八重樫の性格上、1ラウンドから打ち合いになるでしょう」と、得意のリップサービスを披露した。
4名がダブル世界タイトルを飾る
試合はWBCルールに基づいてノー・スリーノックダウン制が採用される。グローブは日本製8オンスが使用され、八重樫が赤、ブランケットが青を着用する予定。主審はレン・コアヴィスト氏(カナダ)、副審はドン・グリフィン(米)、ノパラット・スリチャロン(タイ)、リム・ジュンバエ(韓国)の三氏。立会人はメジャー・リー氏(韓国)が務める。