試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
1週間後の8月12日に大田区総合体育館で開催されるダブル世界タイトルマッチ。初防衛戦となるWBC世界フライ級王者・八重樫東が、所属する大橋ジムにて公開練習を行った。
練習前の会見
練習前に行われた記者会見で八重樫は、「対戦相手は強打の持ち主なので警戒はしている。今回、色んな角度で練習してきたので試合で成果がでればと思っています」と意気込みを語った。今回の秘策を尋ねられた大橋会長は「今回はないですね」と会場を沸かせると「本来の八重樫のスタイルが出せれば問題ない」と話した。
土居進トレーナー
この日、大橋ジムには、フィジカルトレーナーの土居進氏が登場し、取材陣に囲まれていた。
土居トレーナーは「今回の対戦相手の話を聞き、相当下半身を鍛えなければと思いました。今回は良く仕上がっていると思います」と八重樫を評価する。自身のトレーニング効果について、「ウエイト制限があるので、筋力トレーニングは敬遠されがちだが、今まで倒れていた選手が倒れなくなったり、インターバルでの回復力が上がるなどの効果は出ている。体重を落とすよりも上げる事が難しく、八重樫選手のように、パフォーマンスを上げながら階級を上げる事はすごく大変なんです」と話す。
切れのある動きを披露
公開練習では、日本ミニマム級王者・原隆二とスパーリングが2Rと松本トレーナーとのミット打ちが行われた。パートナーを務めた原は「すごく調子が良いと思います。減量中だと思うが全然動けてるし、スピードがありました」と八重樫の印象を語った。「自身も調子が上がっている」という原隆二は10月頃に試合を予定しているという。
大橋会長
練習を見る大橋会長は「仕上がりはまだ100%じゃないが、状態は完璧」と太鼓判を押すと「井岡戦、五十嵐戦に続いて三試合続けて怪我がなく順調というのは、八重樫のボクサーキャリアの中でも凄いことだと思う。これも土居トレ効果なのかなという感じですかね」と笑顔をみせた。
初防衛へ!
8月に試合をおこなうのは、八重樫本人も忘れていた2005年のデビュー3戦目以来。「練習の中で暑さに慣れてきました。水分補給にも気を使っているし、疲労とも上手く付き合っていかないと大変です。エアコンを使わず扇風機を使っているし、食事も野菜中心ですが、まだ食べてます」と暑さ対策について話すと抜かりない八重樫だが、「家族と離れ、一人で生活をしているせいで、物音がするとすごく怖いんです(笑)」と報道陣を沸かせた。