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[試合後会見]2013.7.13

柴田vs小田 3度目の対決

 OPBF女子ライトフライ級王者、柴田直子(32=ワールドスポーツ)の3度目の防衛戦が12日、後楽園ホールで行われた。
 柴田に挑戦するのは、2年前の柴田の初防衛戦にも挑戦し、判定で敗れた小田美佳(29=宮田)。二人は過去に4回戦でも対戦し、ここまでは柴田が2勝(1KO)と有利。今回は小田がOPBF1位となり、指名挑戦者として柴田に挑んだ。
柴田が判定でV3
 試合は序盤から距離とリズムを掴んだ柴田のペースで始まった。立ち上がりの硬さが見えた小田は、徐々に柴田の懐に入って右を強打。中盤は打ち合いに引きずり込み攻勢に出る場面もあったが、終盤は柴田のアウトボクシングを許してしまった。結局、イン・アウトとスピードを活かした柴田が判定3-0(77-75,78-74,78-74)で小田を退け、昨年4月以来となる王座防衛に成功した。
今回も柴田の牙城を崩せず
 敗れた小田は「これまでで一番手応えはあったが、ブロックで相手の攻撃を受けすぎてしまい、次の攻撃に移れなかった」、「チャンスがある限り何度でも挑戦したい」と唇を噛み締めた。
勝利の喜びを忘れていた
 一方、昨年9月、今年3月と続けて世界挑戦に失敗した柴田は、久しぶりの勝利に「勝つ喜びを忘れかけていた。ボクシングを続けてきてよかった」と安堵し、「這い上がってこれたのは周りのおかげ」と周囲のサポートに感謝した。
次がラストチャンス!
 試合を振り返り、序盤は柴田自身も合格としたが、5R以降はパンチの硬い相手に付き合ってしまい、足が止まりかけた場面を反省。それでも3度目の世界挑戦に弾みを付けた柴田は「次がラストチャンス!全てを懸けます」と力強く語り、ベルト奪取を誓った。

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