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[試合後会見]2013.6.25

女の意地を貫いたのは

 24日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル.44」のメインイベントは、WBA女子世界ライトミニマム級タイトルマッチが締めくくった。
 昨年9月、宮尾綾香(29=大橋)は敵地・大阪に乗り込み、安藤麻里(25=フュチュール)からWBA女子世界ライトミニマム級タイトルを奪い獲った。王者として宮尾は2度目の防衛戦、ホームのリングで前王者・安藤と激突した。
宮尾がV2に成功!
 前戦で宮尾の足に翻弄され、王座から陥落した安藤は不用意に飛び込まず、ジワジワと圧力を掛け単発ながら右ストレートを浴びせる。ここで王者・宮尾は小刻みなステップでリズムを作り、距離を保ち右ストレート・左フックと手数で挑戦者・安藤を上回る。5回終了時、ジャッジ一者は47-48で安藤だが、ジャッジ二者は48-47・50-45と宮尾を支持。後半、挑戦者は上体を振り間合いを詰め、ワンツー・左フックで接近戦を仕掛け本来のスタイルで突破口を開きたいが、王者は自慢の足で距離を作り、右アッパー・右ストレートでアゴを跳ね上げポイントアウト。ジャッジ三者が97-93、判定3-0で王者・宮尾が挑戦者・安藤を退け、WBA女子世界ライトミニマム級王座V2に成功した。
昨年の雪辱ならず
 タイトル奪還に失敗し、リベンジを果たせなかった挑戦者・安藤は「最後まで分からなかった。前回より戦いやすかったが、結果として負けたのは私の力不足。4ポイント差はビックリだし、納得がいかない。このままでは終われない」と悔しさを滲ませた。
 今後について質問されると安藤は「今日の試合で成長を感じることはできたが、今はちょっとゆっくり休みたい」と語るその顔は、涙を堪えているようであった。
理想はまだ遠い
 再戦のリングもパンチの的確さと手数で上回り、判定で2度目のタイトル防衛を成し遂げた王者・宮尾が控え室で会見を開いた。「ベルトを守れてよかった(笑)。やはり安藤 選手は前回と違ったが、焦ることなくパンチも見えた。もっと向かってきてくれれば戦いやすかった」と安堵の表情を浮かべた。バッティングが何度かあった事を質問されると「もっと綺麗なボクシングをしないといけない。私が目指す高みは、まだまだ遠いです」とタイトルを死守するも、反省を口にした。
女王への期待も大きい
 今後の目標を尋ねられ宮尾は「まだまだベルトを巻いていたいし、チャンピオンでいたい自分と、もっと強くなりたいという自分がいます。現時点では他団体との統一戦は考えられないし、このWBAのベルトは宮尾綾香の物だと周囲に認めてもらえるようにガンバりたい」と笑顔を見せ、力強く飛躍を宣言した。
 ここで試合を放送するTBSが、大橋秀行会長に試合の採点を求めると「もっと安藤選手が持ち味のパワーを前面に出してくると思った。せっかくTBSさんが地上波で放送してくれるのだから、宮尾には王者としての自覚を持って欲しいな。バッティングで痛がる姿は見せてはいけない。負けないでよかったが、今日の試合はマイナス20点。宮尾の肩に掛かる責任は大きいですから」と辛口のジャッジとなった。
次は王者の関門、指名試合
 王者・宮尾の次戦に質問が及ぶと大橋会長は「韓国のWBO王者から統一戦の話もきている。このチャンピオンはすごい綺麗らしいですよ(笑)。統一戦というビッグマッチもあるが、宮尾は指名挑戦をクリアしないといけない」と今後のプランを明かした。
 宮尾は王座防衛V2を成し遂げたが、大橋会長の期待は大きく、厳しい言葉も送られた。3度目の防衛戦は指名試合となる予定だが、この戦いを突破したならば統一戦という大舞台も期待される。日本女子ボクシング界初となる統一戦、宮尾綾香はたどり着くことができるのか。 

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