失うものはない

　6月24日に後楽園ホールで9ヶ月ぶりのWBA世界ライトミニマム級王座返り咲きを狙う安藤麻里(フュチュール)は21日、大阪市内のJBC関西事務局にて予備検診に臨んだ。1時半に事務局に現れた安藤はリラックスした表情で検診に向かった。

■WBA女子世界Lミニマム級タイトルマッチ10回戦
王者・宮尾 綾香(大橋)VS挑戦者・安藤 麻里(フュチュール)
■会場:後楽園ホール
■日時:6月24日(月)
■問合せ:大橋ジムTEL.045-314-1994

　「胸囲が大きくなっているのは羨ましいですね」と同日に東京で予備検診を受けた王者・宮尾の検診結果表を見ながら笑顔を見せた安藤は「お互いベストな状態で臨めそうですね。失いものはないので、やるだけです」と来週月曜日に迫った決戦を前に自然と力が入った。

　予備検診に同行したフュチュールジム石井マネージャーは「相手の過信をつきたいと思う。安藤も言ったようにこちらは失うものがない。フュチュールジムのスタッフ全員で安藤をバックアップしていくだけです」とチームワークで王座奪還を誓った。　

　「今まで以上の覚悟をして関西にベルトを持って帰ってきます」と気合を入れ直した挑戦者の安藤は関西事務局を後にした。