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3月30日(日本時間31日)、フランス南東のモナコ公国モンテカルロでWBA世界ミドル級王座に挑む石田順裕は現在、米国西海岸でトレーニング中だが、石田のトレーナーがメディアに決意を語っている。
「ゴロフキンは現在のミドル級では最も優れた選手といえる。パンチの強さだけでなく洗練されたテクニックも身につけているし、なによりもミスが少ない選手」と、相手の力量を素直に認めるのは、石田が師事しているルディ・エルナンデス・トレーナーだ。元世界王者の故ヘナロ・エルナンデス氏の兄でもあるエルナンデス・トレーナーは、石田のほかにマルコス・マイダナ(亜)やマイク・アルバラード(米)といったトップ選手の指導も行っている。かつては畑山隆則氏(元2階級制覇王者)とコンビを組んでいたことでも知られる同氏は、ゴロフキンの強さを認めつつも、しかし、と言葉を繋ぐ。「私たちは勝つつもりでモナコに行く。石田は長身でリーチがあり、スキルも素晴らしいものを持っている。そう簡単にゴロフキンのパンチは当たらないだろう。石田の調整は順調で、動きもシャープだし集中力もある。これが最後のチャンスであることは彼自身が分かっているはずだ」
今週中にも米国で両雄そろっての会見が行われる予定と伝えられている。
今週中にも米国で両雄そろっての会見が行われる予定と伝えられている。