内山、前園氏と遭遇

　28日、大晦日に挑戦者・ランキング1位のブライアン・バスケス(コスタリカ)を迎え、6度目の防衛戦に挑むWBAスーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)が、テレビ番組の収録のためテレビ東京を訪れた。
　そこで、元々サッカーをしていた内山にサプライズ。別番組のため同局に居合わせた元日本代表の前園真聖氏と控え部屋で初対面を果たし、あこがれのスタープレイヤーとの記念撮影に頬が緩んだ。また、前園氏は大晦日の内山戦を会場で生観戦することを急遽決定、これにはチャンピオンも気合いが入った。

※「世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜(毎週金曜19:54〜20:54)放送/テレビ東京」

※動画は内山選手の練習風景

　同門のA級ボクサーを相手にしたスパーリングとフィジカルトレーニングに重点を置いて大晦日の大一番に備えているという内山は「12月10日頃まで追い込んで、そのあとは楽にする」と調整プランを明かした。
　既に「気持ちは高まっている。」と話す王者は、前に出てくると考えられる対戦相手を想定し「接近戦になると思うので、ブロックしてから打ち込む練習をしている」と好戦的なバスケス対策を入念におこなっているとのこと。

　この日は、海外で活躍する日本人を取り上げるテレビ東京の人気番組「世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜(毎週金曜19:54〜20:54)放送」の12月14日放送分の収録とあって、海外遠征を数多く経験したアマチュア時代を振り返り、厳重な警戒に恐怖を感じたというパキスタンでの経験を話した内山選手だが、プロ転向後は国内での試合が続くとあって「本場アメリカのリングにも立ちたい」と将来の抱負を語った。