試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
神戸サンボーホールで開催されたスーパーフライ級日本タイトル戦。王者・帝里木下(千里馬)に対し、一年ぶりに同タイトルに挑む大庭健司(FUKUOKA)の戦いは、サウスポーのチャンピオンが大きくリングを回り、ファイターの大庭が追いかける展開に。
帝里木下防衛成功
決定打につながらなかった両者の試合は、判定で王者・帝里木下が2度目の防衛に成功した。
王者・帝里木下
試合後に控室の戻ったチャンピオン木下は「もっと足を使ってやるように考えていたけど、ダメでした。パンチをもらいすぎました。」と試合を振り返り「別にやりにくい相手ではなかったけど…前に出てくるのは予想できてたんで…もっと練習しないとダメですね。」と挑戦者の大庭の印象を話すと「右の練習と、心をもっと強くしないと。1Rからペースを握れるようにならないと。」と今後に向けた反省を口にした。それでも「とりあえず無敗っていうのが僕の支えなんで無敗のままいれることに安心しています。」と接戦ながらも王座防衛に成功したことには、安堵の表情を浮かべた。記者団に対し、時折りうつむきながら反省の弁を繰り返した王者の成長に期待したい。
挑戦者・大庭健司
王者を追い切れなかった挑戦者の大庭は試合後の控室で「いや、本当に悔しいですね。判定には納得しています。前半はプラン通り行ったのですが、後半チャンピオンの上手さにやられましたね。アウェイで気負いもあったと思う。悔しいです。」とサバサバした表情とは裏腹に、前に出ながらも、詰め切れなかった試合運びを悔しがった。