ヨガを取り入れた

　12日、WBA女子世界ライトミニマム級王者・安藤麻里が、16日に宮尾綾香(大橋)を挑戦者に迎えて挑む防衛戦を前に京都市内にあるフュチュールジムにて、同じく16日に世界防衛戦に挑む同門のWBA女子世界ミニマム級王者の多田悦子選手と揃って公開練習を行った。

　この日の練習で安藤は、マスとミット打ちを3ラウンドずつ公開し、キレのある動きで調整が順調に進んでいることをアピールした。

　報道陣に囲まれた王者安藤は「調整はバッチリ。疲労も抜けてきた。減量も順調。」と体調の良さがうかがえた。今年2月の試合後からヨガとティラピスをはじめたという安藤は「打ち終わりが安定した。」とバランス感覚を養ったという。
　16日に迎える防衛戦対策に話が及ぶと「宮尾選手は出入りが激しいので、王者らしく落ち着いて戦いたい。」と抱負を語った。

　公開練習の様子を見たフュチュールジムの平山靖会長は「宮尾選手の動きにだけ注意すればよい。2月の試合の時よりも落ち着いているので安心している。」と王者の成長に目を細めた。