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10日、聖地後楽園ホールのリングに上がった東洋太平洋女子ライトフライ級王者柴田直子(ワールドS)と元世界ミニマム級王者孫チョーロン(韓国)。この試合をスカッと勝って世界のベルトに挑戦したい柴田にとって、今後を見極める大切な防衛戦となった。
左:孫 右:柴田
女子東洋太平洋タイトル戦の規定が10ラウンド制から8ラウンド制への変更となったことで、試合の組み立てや仕掛けに戸惑いを見せた王者柴田だが、判定3-0で危なげなく2度目の防衛に成功した。
柴田、2度目の防衛に成功
試合後にシャワーを浴び、健闘を称えあった両者に話を聞いた。
試合後の柴田
王者柴田は「立ち上がり硬くなっていたところでパンチをもらった。自分から仕掛けたかったが、相手のペースになった」と試合の序盤を振り返ったが「(挑戦者の)パンチ力はそんなになかった。つのだのりこ(具志堅)との練習の方がきつかった。狙ってた右アッパーは結構決まった」と元世界王者との一戦で自信をつかんだ様子で「この勝利を世界戦につなげたい」と抱負を語った。
柴田、孫と2ショット
一方、日本での初勝利に失敗した挑戦者の孫は「とても難しい試合だった。チャンピオンはキュートだけど強かった。」と完敗を認め、再戦を求めるか―、との問いには「分からない」と下を向いた。