左を傷めた

　国生さゆりさんがラウンドガールを務め華を添えたWBA世界バンタム級王者・亀田興毅(亀田)の4度目の防衛戦。判定で防衛に成功した王者興毅と善戦を見せた挑戦者のノルディー・マナカネ(インドネシア)が試合後に会見を開いた。

　4度目の世界防衛に成功した興毅は試合後の会見で左拳を2ラウンドに傷めていたことを明かした。ストレートを打ったときに相手の頭に当たり自身も記憶にないという試合中の負傷に「アッパーいけばよかったけど、傷めてたから踏み込んだパンチが打てんかった」と悔しがった。

それでも「とりあえず次につながった。勉強になった。世界戦は挑戦者も人生をかけてくる。いいボディも入ったと思ったけど、相手も頑張ってた。まだまだやな」と挑戦者のガッツを称えた。

　終始前に出て手数を減らすことなく戦った挑戦者のマナカネは「ベストを尽くした。見に来てくれた人に感謝している。試合後は勝ったと思った。最悪でもドローだと思ったが、スポーツなので判定に文句を言うつもりはない。言い訳はしないが中立の立場なら勝っていたと思う。」と悔しがった。

ローブローに関しては「訴えるつもりもなかった。特に効いたパンチもなかったし、もう一度やれば勝つ自信がある。もう一度挑戦させてほしい。」と再戦を熱望した。