[試合後談話]2026.8.19
吉田京太郎と韓亮昊が限界突破の死闘!

OPBF東洋太平洋スーパーフライ級タイトルマッチ、王者の吉田京太郎(29=ワタナベ)対OPBF同級1位の韓亮昊(はん・りゃんほ/29=六島)が19日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル159」で実施された。
初防衛を目指す吉田と、2度目のタイトル挑戦にすべてを懸ける韓。王者の意地と挑戦者の執念が激しくぶつかり合い、最後まで予断を許さない熱戦が繰り広げられた。
サウスポーの韓が、序盤からワンツーと左ストレートを上下に打ち分け、積極的に距離を詰めた。吉田も右ボディストレートで反撃したが、韓は豊富な手数で押し返し、前半終了時の公開採点でリードを奪った。後半も、韓はボディ攻撃とワンツーで攻勢を維持。吉田は最終回に左右フックを叩きつけて意地を見せたが、韓も気持ちを切らさず応戦した。最後まで攻撃の手を緩めなかった韓が判定で新王者。勝者コールを聞くと歓喜の涙を流した。
2度目の挑戦で戴冠を果たした韓は「フルマークでポイントを取りに行く作戦だった。左ストレートを積極的に打ち込み、自分の距離で戦うことを意識した。後半は押し込まれたが、前半にポイントを取れたことが功を奏した」と勝因を語った。
「前半にポイントを取れたことが功を奏した」
続けて「作戦がハマり、想定していたよりも相手が前に出てこなかったのは、嬉しい誤算だった。拳に感触はあったが、相手の打たれ強さとチャンピオンとしての意地を感じた」と、吉田の粘り強さを称えた。
今年2月、WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王者の川浦龍生(32=三迫)に敗れて初黒星を喫した韓は、再び巡ってきたチャンスをものにした。
リング上で流した涙について「負けてすぐにタイトル挑戦が決まり、このチャンスを絶対につかみたかった。連敗すればクビになるという覚悟で挑んだ。チャンスをもらい、ここまで頑張ることができたのは、みなさんのおかげ」と明かした。
「川浦選手に借りを返したい」
今後については「スタミナや攻撃のバリエーションなど、課題はまだまだある。今回の勝利で世界ランクと日本ランクが上がると思うので、日本人対決も視野に入れ、アジア最強を証明して世界に向かいたい。ただ、まずは川浦選手に借りを返したい」と、さらなる飛躍を誓った。
同席した枝川孝会長は「前半は少し前に出すぎかと思ったが、結果的にはそれが勝因につながった。いつもは冷静だが、今日は必死すぎるくらいだった。それでも、ようやりました。まだ完成品ではない。世界を目指せるように、地力を鍛えていきたい」と、韓を労った。
一方、初防衛に失敗した吉田は「悔しい。先手を取り、自分からアクションを起こしたかったが、逆に相手にやられてしまった。距離が遠い中でも自分のパンチは当たっていたが、次の攻撃につなげさせてもらえなかった」と唇をかんだ。
途中採点については「想定通り。後半はボディから崩そうと思ったが、攻撃が一発で終わってしまったことが敗因」と振り返り、先手を奪えなかった序盤と、攻撃をつなげられなかった後半を悔やんだ。
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