[試合後談話]2026.7.18
39歳の誕生日に挑んだ藤原茜 2階級制覇を懸けた熱戦の結末は?

OPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王座決定戦が18日、後楽園ホールで開催された「ISPS HANDA presents W-challenge vol.1」のメインイベントで行われ、同級1位の藤原茜(39=ワタナベ)とOPBF同級6位のチッタマート・ポンムター(27=タイ)が空位の王座を争った。
本日、39歳の誕生日を迎えた藤原は、自らの勝利で祝うことができたのかーー。
3年前にあと一歩届かなかったOPBF王座。その悔しさを胸に積み重ねてきた努力の集大成として迎えた大一番だった。元日本・WBOアジアパシフィック女子フェザー級王者は、階級を下げて2階級制覇を目指し、特別な一日にリングへ上がった。
チッタマートがワンテンポ遅れて出てくる右フックを強振すると、左右フックで積極的な攻撃。対する藤原はワンツーを軸に応戦。前半終了時の公開採点は、3者とも38ー38のイーブン。5回以降、藤原はプレスを強めてワンツーで顔を弾くと、攻め急がず着実にポイントを重ねて勝利した。
2階級制覇を成し遂げた藤原は「セコンドに言われたことだけを信じて最後まで集中した。戦いながら3年前にこのベルトを獲れなかったことを思い出した。あの時は心が折れたが、今日は最後まで折れずにできた。小口さんと一緒にやってきたから勝つことができた」と、二人三脚で歩んできた小口忠寛トレーナーへの感謝を口にした。
小口トレーナーは「練習はしっかりとしているので、我慢比べでは負けない。後半は手数でストップに持ち込めたらよかったが、とにかく勝って良かった」と内容を振り返った。
今後について問われると、小口トレーナーは「早く嫁に行ってもらわないと」と親心をのぞかせた。その一方で「チャンス(ビッグマッチ)が来たら、(チャレンジ)させたい。どんな話が来るか分からないからね。若手ボクサーを引っ張ってくれて頼もしいよ」と、さらなる飛躍にも期待を寄せた。
39歳の誕生日に手にした最高のプレゼント。会見後、バースデーソングで祝福されると藤原は思わず涙を流し、「こんなに嬉しいことはない。勝って本当に良かった」と喜びを噛み締めた。
チッタマートは「公開採点でイーブンなのでイケると思ったが、鼻血が出て呼吸がしにくくなった。私のディフェンスが甘かった。まだボクシングのキャリアが浅いので修正していく。再戦したら次は負けないよ」と再起を見据えた。
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