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[試合後会見]2026.7.14

一瞬の油断から激変! 堤駿斗が世界戦線へつながる激闘

一瞬の油断から激変! 堤駿斗が世界戦線へつながる激闘

 WBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級挑戦者決定戦が14日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル158」のメインイベントで行われ、同級4位の堤駿斗(26=志成)と同級11位のフェリックス・バティスタ(29=ドミニカ共和国)が世界への切符を掛けて争った。

 1年ぶりのリングとなった堤のパフォーマンスに注目が集まる中、世界挑戦権を懸けた一戦は、開始直後から会場の空気を一変させる激しい攻防が繰り広げられた。
堤駿斗(志成)が挑戦権を獲得
 堤が力強いジャブを上下に打ち分けると、右ボディストレートを好打。しかし、ラウンド終了間際、バティスタは右フックで堤の腰を沈めさせると、左右フックを叩きつけた。ゴング後にも2〜3発を放ち、会場が騒然となった。2回、バティスタはチャンスとばかりに攻勢を強めたが、堤は真っ向から応戦すると、左フックでダウンを先取。再開後も攻撃の手を緩めず、右ストレートで追加のダウンを奪った。立ち上がったバティスタをロープ際に追い込み、左ボディを突き刺すと連打を浴びせ、レフェリーストップを呼び込んだ。
「初回、気を抜いたところにもらってしまった」
 リング上でフラッシュインタビューに応じた堤は「初回は気を抜いたところにもらってしまった。この倒し方は想定して練習していなかったので不完全燃焼。ただ、無駄に長引かせて大丈夫なほど甘い世界じゃない。決められるところは決めるつもりだった」と振り返った。

 その後の囲み取材では、「サラスさん(イスマエル・サラストレーナー)がいたら、初回のゴング後も気を抜くなと怒られていた。良い勉強になった」と反省を口にした。

「2ラウンド目は相手が出てくると思った」

 さらに、「2ラウンドは巻き込んでくるような表情をしていたので、腹を括った。頭は冷静だった」と、勝負どころでの心境を明かした。

 「リングでは想定外のことも起こるが、久しぶりの試合は楽しかった」と笑顔ものぞかせた。
「年内に世界挑戦したい」
 昨年12月、サウジアラビア・リヤドで当時のWBA世界同級暫定王者ジェームス・ディケンズ(35=英)への挑戦が決まっていたが、試合2週間前のスパーリングで右目眼窩底骨折を負い欠場。手術後は思うように体を動かせない日々が続いたが、「麗斗(弟・堤麗斗)の活躍や井岡さん(井岡一翔)から連絡をもらって刺激を受けた。まだまだ頑張らないといけないと思った」と、支えられた日々を振り返った。

 WBA世界スーパーフェザー級王者アンソニー・カケース(37=アイルランド)への挑戦権を獲得した堤は、「年内にやりたいと思っている。カケースと対戦することを想定して、すぐに練習を再開したい。今年中にWBAのベルトを獲りたい」と力強く世界王座奪取を誓った。
「堤はチャンスがあれば世界王者になれる」
 一方、試合後のバティスタはショックが大きく、自らコメントすることはできなかった。トレーナーは「2ラウンドは落ち着いて攻めていけと指示を出したが、耳に入っていなかったようで、そのままコーナーを飛び出した」と明かした。

 最後にバティスタは「(堤は)チャンスがあれば世界チャンピオンになれると思う」とエールを送った。
観衆:1250人

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