[試合後会見]2026.4.14
意地と意地が激突! 山口仁也vs吉田京太郎 再戦は壮絶決着へ

日本スーパーフライ級タイトルマッチ&OPBF東洋太平洋同級王座決定戦が14日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントで行われ、日本王者の山口仁也(26=三迫)と同級1位の吉田京太郎(28=ワタナベ)が激戦を繰り広げた。
昨年4月の王座決定戦以来、約1年ぶりの再戦。山口が返り討ちを果たしたのか? それとも吉田が雪辱したのかーー。
序盤から終盤まで一瞬も目が離せない攻防が続き、互いの意地と覚悟がぶつかり合う濃密な一戦となった。
序盤は、吉田が主導権を握った。右ボディストレートを軸に前の手で巧みにコントロールし、ワンツーや左アッパー、左フックと多彩なコンビネーションでリズムを構築。公開採点でもリードを奪った。対するサウスポー山口は中盤以降、プレスを強めて徹底したボディ攻撃で反撃。回転力を上げて前に出続け、王者の意地を見せた。だが吉田も冷静さを失わず、要所で右ストレートやカウンターをヒットし、主導権を渡さず。終盤は互いの意地が激突。山口が猛追すれば、吉田も右アッパーで応戦。ラスト30秒は壮絶な打ち合いとなり、会場は熱狂に包まれた。採点は割れたが吉田を支持。1年ぶりの再戦で雪辱を果たし、スーパーフライ級2冠王者に輝いた。
雪辱を果たした吉田は「福岡から上京して、すぐに住む場所や仕事、合宿費用まで支えてくれた社長に恩返しができた。最高の気分」と喜びを語り、「前に出てくる相手に対して、ガードの上からでも叩いてリターンを意識した」と作戦の手応えを明かした。
また、同門の亀山大輝(29)の戴冠にも触れ、「亀山さんが流れを作ってくれて、自分もやってやろうと気持ちが高まった」と振り返った。町田主計トレーナーも「想像以上にパンチが当たり、自分のボクシングができていた」と評価した。
同じチームで切磋琢磨した重岡優大氏と銀次朗氏にも良い報告ができる。「あいつらからしたら余裕で獲れるかもしれないが、良い報告ができる」と笑顔を見せた。
一方、王座を陥落した山口は「想定していた展開だったが、中途半端だった。ディフェンスを意識し過ぎて狙い過ぎた」と反省。終盤の攻めについても「倒しに行くべき場面で甘さが出た」と課題を口にし、「やり返したい気持ちはある」と、再戦への意欲をにじませた。
三迫貴志会長は「後手に回り、良さを消されたのが現状の力。ただ課題を得たことは大きい」としつつ、「まだ伸びる選手。いずれ決着をつけたい」と今後を見据えた。
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